toplogo.png

top_hedda_r1_c2.pngtop_hedda_r1_c2.pngtop_hedda_r1_c3.pngtop_hedda_r1_c3.pngtop_hedda_r1_c4.pngtop_hedda_r1_c4.pngtop_hedda_r1_c5.pngtop_hedda_r1_c5.pngtop_hedda_r1_c6.pngtop_hedda_r1_c6.pngtop_hedda_r1_c7.pngtop_hedda_r1_c7.pngtop_hedda_r1_c9.png

sign_医療関係者.png

HOME > 医療関係者のページ > 鈴木龍 論文 「コーヌスクローネとインプラント」

コーヌスクローネとインプラント
静岡県袋井市開業 鈴木 龍

補綴装置の安定(Stability)

長期にわたり予後が良い症例は補綴装置が安定している。この安定には色々な要素が含まれる。

1. 咬合の安定

両側に動揺の無い大臼歯が存在する必要がある。(バーチィカルストップの存在)
まず咬合力は垂直圧を受け止めるところから始まる。受け止めたところから側方運動や前方運動が顆路によって誘導される。しかしながら多数歯欠損の場合、咬合安定の第一条件であるバーチィカルストップが失われている症例がほとんどである。動揺の無い小臼歯が2本あればバーチィカルストップを得ることもあるが、1本では咬合がすべるため難しい。ましてや床負担の義歯はその沈下の量 から当然ストップとはなりえない。しかしながら現実の症例ではなかなか咬合の安定を得るための条件に満たないことが多い。大臼歯があっても上下どちらかであったり(すれ違い咬合)、歯周病(細菌性)やブラキシズムによって骨が破壊されて動揺していたりで、なかなか安定を得られないものだ。特にブラキシズムの影響は想像をはるかに超える。こうした安定を得るためにインプラントやコーヌスクローネを用いるのだが、入れ歯にしたくないから、感覚が良いからと安易にインプラントを選択していないだろうか?治療の選択にインプラントの必然性がなければならない。

2. 残存歯の安定

健全な歯牙があればよいが、難症例の場合残存歯のほとんどが何らかの障害を受けている。歯周病であったり、咬合性外傷であったり、根尖病巣も、欠損の多いほどできやすい。しかし動揺が無く炎症も無い歯牙を残存歯にしなければならない。それには何故障害を受けたかという原因を取り除いたうえで徹底したプラークコントロール(管理)が必要となる。欠損が多いほど1本1本の負担は大きくなるので残存歯の安定は長期保存には欠かせない。なるべく切削したくないが切削すべき歯牙があるのもこの理由からだ。

3. 床の安定

床が安定するためには、骨は鋭縁がなく量があり、粘膜が薄いほど良い。粘膜面 は粘膜には接しているが圧で変形していない必要がある。また筋肉の運動を妨げてはいけない。このような安定(Stability)の概念は補綴時に必要不可欠となる。目指す順位 は

1:欠損の無い天然歯列
2:インプラントを欠損歯牙の代用とした歯列
3:欠損をブリッジで補綴した歯列
4:コーヌスクローネで補綴した歯列
5:クラスプなどを用いたパーシャルデンチャーで補綴した歯列
6:フルデンチャー(オーバーデンチャーを含む)で補綴した歯列

になる。
 さて今回紹介する症例は、コーヌスクローネにインプラントを併用した症例である。発想はコーヌスが先であり臼歯部のバーチィカルストップの不足をインプラントで求めたのである。TESLOX SYSTEMによりインプラントに磁性アタッチメントを応用することができ、支持力と維持力を得ることができた。結果 、インプラントによる支持(バーチィカルストップ)と磁性による維持により、コーヌス単体よりはるかに安定(Stability)のある補綴をおこなうことができた。インプラントの意義は骨の維持による安定にほかならないことがより実感できた。しかしその予後を決定するのは的確な診断と補綴にほかならない。

02-1.png

症例検討
今回の症例のポイントは

1.歯周検査と歯肉の色や状態などから、歯周病菌の活性化は比較的少なく、咬合を改善すれば予後は良いと判断した。
2.下顎はコーヌスの設計に十分であるが、上顎は5本しかなく臼歯部のバーチィカルストップに問題がある。しかも左側3番は歯牙が破折していてGTRなど保存を試みたが失敗し、ますます条件が悪くなった。(早く抜歯すればインプラントを3本埋めることができた)
3.比較的条件の悪い上顎だが犬歯、小臼歯部には骨があることが多い。サイナスリフトをすることなく設計できることは、一般 臨床家にとってありがたい。このようにあと1本あれば、という症例は多い。天然歯4本にインプラント2本と磁性アタッチメントでも設計できる。
4.オペは通常より少し深めに埋めた。少しでもテンポラリーの咬合圧を避けるためである。2次オペで骨がインプラントをおおっていた。

結果として

1.コーヌス力が増した。このことは安定(Stability)にはいかにバーチィカルストップが重要かを証明している。わずかTESLOX2本の面積の影響が大きいのだ。
2.補綴物の人工歯の咬耗が咀嚼能率の高さを物語っている。もちろんTESLOXの強度的強さが証明されるのもこれからの10年以上の経過をみなければならない。しかし、壊れたとして修理は比較的可能と推測できる。
3.2次オペで骨の状態が実際に確認できるのも安心である。

02-2.png

TESLOX Systemを使用して
結果として

1.3ピースは通常の2ピースに比べて0.3から0.5mmほど深く埋める(治療用義歯の咬合力を緩和するため)2次オペのとき少し骨に埋もれているぐらいが良い。
2.上顎は前歯部が傾斜しやすいので、なるべくパラタルに埋めること。
3.やはりなるべく多くの本数をなるべく深くきちんと埋めたい。無歯顎では4本以上必要である。

補綴製作までの注意

1.治療用義歯のインプラントに対する影響に考慮する。セットまでに回数を要するので、テンポラリーの磁性を使用したりして症例ごとに工夫すること。なるべく2次オペからは、早くセットまでもっていきたい。(京セラ製ではないがネジだけのものが発売されている。テンポラリーとしては良いがすぐ緩んでしまう。TESLOXの良さを実感できる。)
2.義歯の設計は、インプラントの部位が唾液で自浄作用できるものが望ましい。
3.咬合は、本義歯はもちろんテンポラリーでも完全に調節する。

インプラントの汎用性と予後(TESLOXも含めて)

インプラントの特性と磁性アタッチメントの特性は合っていると思う。垂直圧に強 く側方圧に弱いインプラントに対し、歯冠歯根比にすぐれて側方に対してずれがある 磁性アッタチメントは相性が良いと想像していた。実際に症例を行ってみて、設計は 難しいが補綴の安定が得られるかどうかで、予後が決まると考えている。症例を選択 したうえで適切な補綴を行えば、かなりの成功率を残せると思う。しかもフルマウス で固定式の設計では相当な負担(金額的、外科的)をしいられるが、TESLOXでは4本 のインプラントで外来でも1回のオペで可能であり、固定式より金額的にもかなり抑えられると思う。近年の経済状況を考えるとこういったこともインプラントの汎用化 という意味では大事なことである。我々にとっても、ある程度日常的に行わないと外科の技術も研ぎ澄まされない。ただ埋めるのでなくそこにインプラントの必然性があ るように最近は感じます。色々なインプラントに対する批判を聞くたびに、それはインプラントに対する適切な評価でなく、歯科医師に対する批判に感じてしまうのは私だけでしょうか。最後に私の経験が少しでも皆さんの臨床に役立つことができれば幸いです。

診 療 案 内

011まず電話.png011まず電話.png
012保険診療.png012保険診療.png013インプラント.png013インプラント.png014セレック.png014セレック.png
013矯正歯科.png013矯正歯科.pngバナー口腔外科.pngバナー口腔外科.png
014訪問診療.png014訪問診療.png016感染対策.png016感染対策.pngバナー静脈内鎮静法.pngバナー静脈内鎮静法.png

医 院 案 内

021医療理念.png021医療理念.png022医院の特長.png022医院の特長.png024先進医療機器.png024先進医療機器.png
022医療体制と届出事項.png022医療体制と届出事項.png

ABOUT US

041医院概要.png041医院概要.png042ドクタースタッフ.png042ドクタースタッフ.png048院内技工室.png048院内技工室.png043院内散歩.png043院内散歩.png
042お問合せ.png042お問合せ.png
043アクセス.png043アクセス.png
046お役立ち.png046お役立ち.png
047プライバシー.png047プライバシー.png

TOPICS

032院長の新聞コラム.png032院長の新聞コラム.png
034予約メール.png034予約メール.png

医療関係者のページ

050医療関係者トップ.png050医療関係者トップ.png033セミナーのお知らせ.png033セミナーのお知らせ.png060小スキルアップ .png060小スキルアップ .png061小エンド.png061小エンド.png
053院長講師.png053院長講師.png
054京セラ.png054京セラ.png
055採用情報.png055採用情報.png062歯科医師臨床研修施設.png062歯科医師臨床研修施設.png064研修医のコメント.png

banner_B04.jpg